キャリアコンサルティング技法インストラクター(育児女性)に認定されました

代表の中藤が「キャリアコンサルティング技法インストラクター(育児女性)」としてキャリアコンサルティング協議会より認定されました。

「働き方改革」「ワークライフバランス」「ダイバーシティー」などの観点が求められる中、ライフイベントを迎える女性にとっては、まだまだ働きづらい状況です。

「出産後も仕事を続けたいが、育児との両立がうまくできるのだろうか」「管理職となったが、残業ができずに先に帰るのは部下に迷惑がかかっているのではないだろうか」「育休明けに営業から営業サポートに配属となった。会社は考慮してのことだと思うが、自分としては営業としてお客様と向き合いたいのに後方業務はモチベーションが下がってしまう。同期にも遅れをとってしまうのではないかと焦る」など、育児と仕事の両立に悩む女性社員、モチベーションが下がってしまう女性社員、管理職への登用をためらう女性社員の声をよく聞きます。

そのような時、育休前や育休明けの女性社員に対して、自分の育児や仕事への価値観と会社の役割期待を視野に入れたキャリア形成の見通しを立てることができると、不安や悩みを抱えることなく、仕事を続けることができます。

そのキャリア形成の見通しを立てるために活用できるのが、今回習得した4つの技法(ツール)「育児女性相談者への質問例」「自己棚卸しシート」「キャリア&子育て分析シート」「私のキャリアと子供の成長」です。

「自己棚卸しシート」は、仕事だけではなく仕事以外、例えば育児や地域活動などの経験を振り返り、そこから得たこと、成長したことを整理していきます。成長の機会は仕事だけではなく、育児でもたくさんの力がついてきていてそれを仕事にも活かすことができます。例えば、育児を通して「段取り力が身についた」とか「成長を見守る力が身についた」とか「先を見通して動く力が身についた」などです。「仕事を離れているから何もやっていない」のではなく「育児などからも力を身につけてきている」ことに気づいていき育児休暇からの復帰の際の自信につなげていきます。

「私のキャリアと子供の成長」は、育児と仕事にいっぱいいっぱいで、この状態がこの先もずっと続くのではと思いこみ、長い目で自分のキャリアを考えることができなくなってしまっている方と面談する際に活用できるツールです。子供の成長に合わせて、負担感や時間の使い方って変わっていくものですが自分の年齢にそった子供の成長を見える化していき、どのくらいの時期なら育児の手が少し離れそうなのか、その時にどうなっていたいのか、それに向けて今から何を準備していくのか、などを整理して、目の前の状況からだけではなく長期的な視点から生き方、働き方を選択できるようにしていただけるようにしていきます。目の前の状況からだけ判断すると、後々「本当は○○したかったのに~」って後悔してしまうこともあるかもしれません。

自分ひとりでは、目の前のことしか見えなくなってしまったり、様々な情報に左右されてしまったり、人と比較してしまい焦ったりすることもあるかと思います。客観的にキャリアコンサルタント が女性社員のお話を伺い、考えを整理していくことで、新たな視点で自分のことを知れたり、深く理解することできます。

このツールは育児中の女性だけではなく、様々なライフイベントをむかえる女性にとって活用できるものです。女性社員のキャリア形成支援のひとつとして、研修や個別カウンセリングなど導入をお考えの経営者様、人事ご担当者様、ぜひお気軽にご相談ください。



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